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フューリー(原題:FURY)
   
監 督 :デヴィッド・エアー
   出 演 :ブラッド・ピット、ローガン・ラーマン、シャイア・ラブーフ
   ジャンル:戦争ドラマ
   2014年  アメリカ



 余り、ハッピーエンドじゃないです。

注)以下、ネタバレだらけです! 

【あらすじ】
 アメリカ軍のタイピストをやって八週目のノーマン(ローガン・ラーマン)は、前の戦闘で戦死した副操縦士の代わりにフューリー号(M4シャーマン戦車)に派遣されます。
初めはドイツ兵に銃を向ける事すらできないノーマンでしたが、フューリーのドン・「ウォーダディー」・コリア―車長(ブラッド・ピット)や他のクルーにだんだんと認められ、それと共にドイツ兵に憎悪を抱くようになっていくのです。
 
最後の戦闘でノーマンを除いた全員が戦死、ノーマン一人が生き残り、彼を助けたアメリカ兵に「お前は英雄だ!」と言われますが残骸となったフューリー(=家族がいた家)を見るノーマンの目はむなしく開いていたのです。



残骸となった彼の家

【感想】
 ハリウッド映画らしくなく手放しのハッピ−エンドにはなりません。(ブラッド・ピッドがなかなかアカデミー賞を取れない(取らない?)理由が分かりました。最後まで生きてないんだもの!)
 製作者はかっこよさとは別の違うものを描きたかったようです。
 リアルであるが故に目を背けたい場面も有りますが目を離せません!
 今更ながら戦争の理不尽さを描きたかったんでしょうか … 。




  2020.03.    ................ 傑作映画館の目次ページへ